訪問介護の業界では、まだまだICT化が遅れている状況です。そこで弊社が開発したのが、ヘルパーのための訪問介護記録ツール「けあピアノート」です。ヘルパーや事業所が持っている情報をデジタル化し、サービスの質の向上につながる業務効率化をスマートフォンのアプリケーションによって実現できます。

私が所属する部署の主な業務は、「けあピアノート」の開発及び営業です。介護事業者と協業して、高齢者の生活支援につながる新たなサービスの開発を行っています。私個人は、介護現場へのICT導入を推進するため、弊社サービスの業界への周知と、ユーザーへのサポート、現場に最適化したシステムの開発などを行っています。

「けあピアノート」を多くの事業者に利用していただくためには、何よりもまず訪問介護に関わる方たちに、その存在を知っていただかなければなりません。それにはWebサイトを開設し、そこからの情報発信を通じて興味を持っていただき、需要を喚起する必要があると考えました。そこで制作コンペを実施することとし、北斗社にも声を掛けさせていただきました。

制作は、弊社側の担当2名を中心に、作りながら修正していく方法で進めていきました。その過程での北斗社とのやり取りは、メール中心でもスムーズにでき、変更や修正の要望が多くなるような場合でも、快く引き受けていただけて助かりました。

北斗社には、介護業界の競合のWebサイトについて調査いただきながら、ユーザーに受け入れられやすい構成を考えていただきました。納期について、無理なお願いも聞いてくださり感謝しています。コスト面でも相談に乗っていただき、満足しております。無事に完成し、これなら介護で働く方たちにも読んでもらえる内容になったと感じました。

公開後まもなくWeb広告を開始し、ページビューを上げる取り組みにも着手しました。それも踏まえて現在の状況を見ると、介護業界はまだまだICTが苦手な方が多く、まだ見直しの余地があると考えられ、Webサイトのさらなる改善について考える日々が続いています。「お知らせ」ページへの追加を中心に、流入数を増やすための構成変更などを不定期に行っています。また、システムの機能追加や機能改善をした際には、タイムリーに修正・追加の更新を行っています。その際、北斗社には弊社が意図した通りの更新作業をしていただき助かっています。

また、北斗社にはWebサイトの制作・運用だけでなく、展示会のブース制作でも協力いただいています。「けあピアノート」は立ち上がったばかりの事業ですので、サービスのコンセプトをデザインでも統一できるような展示会ブースの企画・展開を期待しました。