―北斗社との取引経緯をお聞かせください。

2020年に「MELFOS」というAI-OCRによる受注効率化ソリューションの、営業提案書PPT（パワーポイント）制作を依頼したのが最初でした。

―当時、抱えていた課題はどのようなものがありましたか？

それまで営業提案書はお客様ごとに営業担当社員が自前で作成していたのですが、担当者ごとに中身も見た目もバラバラで、時間がかかる割にクオリティが低いことが課題でした。ちょうど時期的に企業再編で当社の組織が変わり、コロナ禍で商談もオンライン化、ベンチャー企業が競合として市場に参入してくるなど、さまざまな環境変化も重なり、商談の成約率も苦戦する中で内製に限界を感じ、一度社外のプロに相談してみたい、と考えていました。（平岡氏）

―北斗社のことは、どのようにお知りになりましたか？

当社の経営企画室・マーケティンググループの紹介です。「まだ依頼実績はないけど、北斗社に相談してみるのがいいんじゃないか」と、アドバイスしてくれました。（平岡氏）

―経営企画室のお立場から、北斗社を推薦いただいた理由は何だったのでしょう？

北斗社とは、2018年の「コンテンツマーケティングEXPO」の出展ブースに立ち寄ったのがきっかけで知り合いました。他社での実績も見せていただき、経験の豊富さと共に、サービス領域も広く、いつかお願いしたいと考えていました。平岡から相談されたときに、北斗社がパワーポイントの提案書制作も対応されていることを思い出し、よい支援をいただけるのでは？と期待しました。（石原氏）

―制作中の対応はいかがでしたか？

我々としても自社商材の提案書作成を社外に依頼するのは初めてで、戸惑うことばかりでしたが、北斗社は営業とディレクターが連携してうまくリードしてくださり、こちらの拙いリクエストもきちんと吸収してくれました。また、スケジュールや次の工程も明確に示してくれましたので、非常にスムーズに進行できて助かりました。（平岡氏）

―完成した提案書と、LPを営業活動で使ってみての成果はいかがでしたか？

実際に商談で使ってみて、説明しやすくてびっくりしました。当時まだ新人だった私でも、しっかり提案することができます。やっぱり自分たちで作ると時間もかかりますし、内容も不安があります。こうしたクオリティの高い標準提案書が1つあると、資料作成以外に時間がさけてお客様への対応に注力できます。そのことが、営業活動の幅を広げることにつながります。（山口氏）

部署全体の効果としては、都度提案書を作成するための工数と時間が、体感値で7～8割ほど、大きく削減されました。課題だったクオリティのばらつきもなくなり、お客様とのオンライン商談にも、自信をもって臨めるようになりました。山口の言うように新人でもこの提案書があればしっかり商談できるようになったことや、基本となる提案書があることで資料の個別カスタマイズが必要な商談でもタイムリーな対応ができるようになるなど、非常に大きな成果がありました。当社は営業の人数が多くありませんので、準備に工数を取られず、商談やお客様対応に注力できるようになったのは、とてもありがたいです。LPについては、公開からほどなくしてお客様から大口商談の問い合わせが入り、その後も提案書を用いてスムーズに進み、結果、見事受注することができました。当社としてもコロナ禍を経て、従来のテレアポやDM送付といったアウトバウンド型から、Webから良質な問い合わせをもらうインバウンド型に変えたいと取り組んでいた中でしたので、この受注は大きな自信になりました。（平岡氏）

―最後に、北斗社に対するご評価および今後の期待を、お聞かせください。

社内の他部署から、この提案書やLP、どこで作ったの？とよく聞かれます。まだまだこの手のコンテンツを社内で制作している部署が多いのですが、自前で制作する時間にも限界がありますし、マーケットで競合と比較されることを考えると、やっぱりプロに依頼して、支援いただくことがこれから先は必要じゃないかと思います。これからもいろいろとご相談すると思いますので、引き続き支援のほど、宜しくお願いします。（山口氏）

依頼してみて、「プロと素人では大違い」、というのが率直な感想です。当初私たちがお願いしたのは、「誰にでも分かるようにして欲しい」、ということでした。どうしてもITの商材で、エンジニアが多い当社が自前で資料を作成すると、説明が専門用語とかカタカナだらけになります。また、営業は説明するのはうまくても、資料制作はうまい人もいれば、ヘタな人もいます。ITに詳しい情報システム部門の方相手ならそれでもなんとかなりますが、いまは経営層とか事業部門の方と商談する機会も増えています。業界も、製造業とか食品卸、ヘルスケアなど幅広い。そうなると、第三者の視点で、かつプロのクオリティでコンテンツを作ってもらえる価値は、非常に大きいと思います。これからも末永く、ご支援ください。（平岡氏）