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2016/08/01

プロの技を伝授

プロが教える_販促チラシ制作のコツ

製品やサービスをお客様に紹介する際、最も手軽な販促チラシ。

パワーポイントがあれば誰でも作れる…と社内で制作したものの、

  • 「意外と大変」な割に「出来がイマイチ」
  • 案の定、「お客様にウケない」

と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、10年以上、年間1,200ページ以上の制作実績がある
BtoB販促のプロである我々から、『販促チラシ制作のコツ』を伝授します!

チラシは思っているより掲載スペースがありません

チラシは一般的にA4「オモテ面」と「ウラ面」の「2ページ」ですが、
・オモテ面上部分には企業ロゴや、タイトルを掲載するスペースが必要
・ウラ面の最後には会社住所・お問い合わせといった「奥付」(販売店さんにも配布してもらう場合はハンコスペースもココに必要)
というスペースが取られます。
それらの必須スペースをマイナスすると、実はオモテとウラで2ページ分、ではなく1.5ページ分くらいで考えておかないと、情報が入らない!という事態になります。

掲載する情報にはセオリーがある

BtoB販促チラシでは通常、
[オモテ面]お客様の課題→解決/製品・サービスの特長
[ウラ面]製品・サービス概要/スペック表
というのがセオリーです。
いきなりオモテ面からスペック表だと、手に取るのもイヤですよね(笑)

掲載したい情報はどう整理する?

「販促あるある」ですが、

  • 開発技術スタッフの方が自社製品やサービスが好き過ぎて、ものすごい量の情報を詰め込むだけ詰め込んだチラシになってしまった
  • 営業担当があらゆるお客様に「刺さる」ことを狙いすぎるがあまり、何パターンも課題と解決、事例も載せたいと言い出して収拾がつかなくなった

という事態になった経験ありませんか?
「載せたいものを全部」載せるのは不可能な訳ですから、どうにかして削らないといけません。
その場合の基準は、シンプルに
「お客様が見たい情報に絞る」ことです。

決して、
「自分たちが載せたい=言いたい順番」で決めてはいけません。

そうすると社内で声の大きい人の意見だけが残ってしまいます(笑)

「差別化」ポイントのみに絞りましょう

「製品の特長」や、「お客様の課題」「解決」などは「3つ」に絞りましょう。

もっとある!あれもこれも!と言いたい気持ちはわかりますが、そんなにあれこれ言われても、肝心の受け手のお客様は初見ですから、消化も理解もできません。
全部書き出してみて、カテゴリでまとめる、他社製品・サービスでも可能な機能は削る、など「差別化」の部分に、とにかく絞りましょう。
その結果どうしても「4つ」になった、「5つ」ある、というなら問題ありません。なんとかして掲載しましょう。
ただし、1つ1つの説明スペースは多ければ多いほど小さくなり、読みづらくなる、目立たなくなるのを覚悟して下さい(笑)

見た目も大事デザイン・レイアウトのコツ

我々のようなプロはパワーポイントではなくAdobe InDesignやIllustratorなどの「DTPソフト」でデザイン制作しますが、パワーポイントによる手作りでも、ある程度、見映えをよくするコツはあります。

1)余白スペース(マージン)をきちんととる

端までギチギチに詰め込んだチラシは息苦しく、余裕もなく、信頼感を損ねます。

2)グリッドで揃える

文字や図がバラバラな位置にあるだけで素人感が溢れ出ます。
縦横の配置を、キチンと揃えましょう。

3)フォントは統一、サイズをいろいろ使わない

ctrl+a で全選択して、フォントは1つに統一しましょう(メイリオがオススメです)。
「斜体」は使うのを止め、「太字」や「影付き」などの効果も、ほんとうに目立たせたい箇所以外、極力使いません。

フォントサイズも、5サイズ

  • タイトル
  • 中タイトル
  • 小見出し
  • 本文
  • 注釈

あれば十分です。
文字についてはこれらを整えるだけでも、かなり見た目が洗練されます。

4)使用する色を減らす

ここは目立たせたい、ここも…とあちこちカラフルな色使いは幼稚な印象を与え、かえって目立ちません。
基本は黒文字にして、本当に強調したい箇所のみ、色を変えましょう。
その場合はコーポレートカラー(ロゴの色)や、製品・サービスカラーを使用するなど、全体のバランスにも気をつけて下さい。

これらのルールを守れば、パワーポイントで作った販促チラシも見栄えが良くなります。

あとは著作権フリー写真を購入・使用したり、「図」の見た目をブラッシュアップする…ということになっていきますが、その辺りは正直、皆さんのセンスによるところと(笑)、プロに任せた方が安全なので、今回は割愛します。

 

いかがでしょうか。
「誰でも作れる」販促チラシだからこそ、少しのこだわりとセンスで、他社との差別化が図れ、営業時の有効度が大きく変わります。
こちらを参考に、ぜひステキな販促チラシを制作、活用して下さい!

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