2016/09/07
はじめてのMAツール03
はじめてのマーケティング オートメーション_03『課題解決』 編
企業の販促活動において、マーケティングオートメーション(MA)に注目が集まっています。
しかし、世の中のMAツールの説明はBtoC、BtoBを問わず、「大企業向け」が多く、非常にわかりづらいです。
そこで今回は敢えて、「BtoB」「中小企業向け」 に絞り、「MAの理想と現実~すぐに始められる導入方法」 についてお話します。
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2016/09/07
はじめてのMAツール03
企業の販促活動において、マーケティングオートメーション(MA)に注目が集まっています。
しかし、世の中のMAツールの説明はBtoC、BtoBを問わず、「大企業向け」が多く、非常にわかりづらいです。
そこで今回は敢えて、「BtoB」「中小企業向け」 に絞り、「MAの理想と現実~すぐに始められる導入方法」 についてお話します。
前回まで、MAツール導入について一般的に語られる理想と、BtoB中小企業における現実についてお話ししました。
→Vol.1『理想と現実』編
→Vol.2『本末転倒』編
今回はいよいよ、スタートアップでシンプルに導入、すぐに活用して効果を出す方法についてお話しします。
多くの企業でMAツールが検討されているのに導入に踏み切れないのは、導入前にやるべきとされるプロセスが「重過ぎる」事にあります。
一応、改めて『べき論』から解説すると、MAツール導入初期の最重要な工程とは、
『これまで、自社の営業担当者が「経験的」「属人的」に持つ判断基準を、
ベストプラクティスとして「標準化」し、「シナリオ」にいかに落とし込む事ができるか』
であり、さらに具体的には、
『これまで営業担当者が行って来た商談、リード状況の「見極め」と、
見込み顧客の状況に応じた「情報提供」や「コミュニケーション」の手段、方法を考え、
そしてどの「タイミング」で「実行する」のか、を「シナリオ」として落とし込み、
どのように設定するか策定する』
という事になります。
・・・読んでいただくとお分かりの通り、これは非常に難しい作業です。
「そんな事ができていたら苦労はしない」と言われても仕方ないレベルです。
そしてさらに、その後は
『実際の見込み顧客の反応や行動に応じて、MAツールが適確に判断、スコアリングして、
自動的に実行しているかを評価する基準、各種の目標数値(KPI)を決めていかなければならない』
『そのシナリオは振り返り見直して、常に更新し続けるべきです』
と続きます。
もちろん、これらが実現できれば理想です。
しかしズバリ言って、これでは多くの企業ではMAツール導入を諦めましょう、と言っていると思われても仕方ありません。
ただ、前回から繰り返しお話ししている通り、
MAツールは「目的達成のための手段」に過ぎないのであって、その「導入が目的」と履き違えない事が重要です。
これまでご説明してきた通り、MAツールは
自動化、効率化のための「手段」=「人間が作ったシナリオの実行をサポートするためのシステム」
に過ぎません。
MAツールでできる事=機能を知れば知る程 欲張りになって、あれもこれも一気にやろうとすると破綻します。
『いまの自社の営業活動の状況を把握し、少しでも効率化、強化できるところはないか?』
という点に目的を絞るだけで、すぐにやれる事、やるべき事が見えてきます。
売上を持続させ、向上するためには大きく
・新規顧客の獲得
・既存顧客へのクロスセル、アップセル
・休眠顧客の掘り返し
があります。
そのために、多くの企業では
・電話によるテレマーケティング(テレアポ活動)
・メルマガの配信
・プライベートセミナー開催、展示会出展
などの営業活動施策を実行しています。
それであれば、いま実施しているプロセスに絞ってMAツールでの効率化、強化を図ってみる事をオススメします。
次回はさらに具体的な各プロセスにおけるMAツール活用法をご紹介します。
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