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2016/12/21

【いまブチ!特別篇①】

日本語でおK? ~ カタカナ ビジネス語 解説 シリーズ

定期的にWebで話題に上りますが、ビジネスにおいて「日本語で言ってよ・・・」というシーン、たくさんありますよね。
「意識高い系」と嫌われたりもしますが・・・使われるのには理由がある??
日本語でおK!?な頻出「カタカナビジネス語」について解説していきます!

●「日本語で言えばいいのに…」と思うカタカナビジネス用語TOP10

 1位 コミットメント(約束、集中する) 149pt
 2位 ユーザー(利用者、消費者) 125pt
 3位 エビデンス(証拠、確証) 92pt
 4位 スペック(能力、性能) 87pt
 5位 アジェンダ(議題、課題) 67pt
 6位 コンセンサス(合意) 58pt
 7位 フィックス(決定) 53pt
 8位 ジャストアイディア(思いつき) 42pt
 9位 シェア(共有) 41pt
 10位 ペンディング(保留、中止) 33pt

※2016年執筆当時参照した記事がcloseとなりました

いかがでしょう。

我々の職種(マーケティング、クリエイティブ)でも無意識にこれらのワードを多用しています。。。

今回は、「いまブチ! 特別篇」として、我々の現場でよく使われるカタカナ語についてご紹介します!


●コンプライアンス

「法令順守を徹底する」という意味。
制作やメディアにおいてこれがフツーに確認されるのは基本的には良い事なのですが、
(杜撰だと炎上しますからね)
「それ、コンプラ的にどうなの?」とまでになると、なにやら美味しそうですね。

●ソリューション

「課題を解決する」という意味。いまや日本語化してフツーに使いますが、
意外と意味が解っていない人が多いので注意しましょう。

●フェーズ

制作ではよく使用します。
「段階」「局面」の意味。フェーズ1、は第一弾!という意味になります。
コーポレートサイトのリニューアルなど大型のプロジェクトでは
段階を分けて行わないととっちらかってお互い大変になります。
そんなときには「フェーズ分けしましょう」というご提案をしています。

●ジャストアイデア

「これ、ジャストアイデアですみません」

「単なる思い付き(を、言ってみる)」の意味。
アイデアを出し合う際に便利な言葉です。
「思いついたんですが」と切り出すと気まずいのに、英語にするともっともらしくなる魔法の言葉。
ちなみに、英語では通じない和製英語のようです。

●バジェット

「予算」の意味。
なんとなく竹の籠をイメージする人が多いようです(それはバスケット)が、
お金の話をするのが苦手な日本の営業マンには便利な言葉のようです。

●エビデンス

「証拠」の意味。なにやら刑事ものみたいですが、
「口頭でのやり取りは危険なので(後々揉めないように)、エビデンスを残しておこう」
という感じで使います。

●タイト

「きつい、厳しい」の意味。
これは制作会社はよく「スケジュールがタイトですね」などと使います。
お客様に「いやそれキツいっすよ・・・」とは言いにくいのが本音です。

●コミットする

いろいろな意味がありますが主に「約束する」という意味。
「結果にコミットする」というCMでおなじみになりましたが、
あまりに嫌われているらしいのであまり使わないようにしています。

●アサイン

「あてはめる」「予約する」「招集する」の意味。
本来、人にも場所にも使われますが、どちらかというと人を呼ぶ際に使いますよね。
個人的にはこれを聞くとコサインタンジェント、と続けたくなります。

●アジェンダ

打ち合わせや会議などの「議題」の意味。
最近、非常に多用されています。打ち合わせ前にこれを提示しておかないと
時間のムダになるので、実施自体はよいことなのですが、
「意味がわからん」「配布資料のこと?」と思う方が多いようです。

●レジュメ

こちらが打ち合わせや会議などで使用する「資料」の意味です。

●ファシリテーター

同じく打ち合わせや会議などでの「司会進行役」の意味。
「○○さんがファシリテートする」と、動詞でも使われます。

●フィックス

「確定する」「決定する」という意味。
さまざまな案が出て、紆余曲折の末に決定、といった場合に使用します。
ちなみに映像業界では「固定カメラの画」をフィックス、と言いますね。

●コンセンサス

「同意を得る」という意味。

プロジェクトを進める際に、まずは社内、チームメンバー内でこれを得ておくことが何事でも肝要です。

●リスケ

リスケジュール。「約束の日程を決め直す」という意味です。

「スケジュール再設定して!」よりは言いやすいので結構飛び交っています。
「リスケお願い!」と頼まれて、なにをしたらよいのか困る若手も多いようです。

●デフォルト

「定例会はデフォルト水曜の10時ね」という感じで、「基本的に」の意味です。
もともとはコンピュータ用語で「あらかじめ設定されている標準の状態」なのだそうです。

経済では「債務不履行」なのでまるで違います。


いかがでしょうか。

「日本語で・・・」と言いたくなる気持ちもわかりますが、「ちょうどよい意味合いの日本語がない微妙な表現」なものと、「やっぱり日本語でいいじゃん」というものが混在していて、興味深いですね。

まだまだありますので、次回に続きます!

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