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2017/03/01

【いまブチ!特別篇②】

日本語でおK? ~ カタカナ ビジネス語 解説 シリーズ

前回に引き続き、「いまブチ!特別編」シリーズ、「意識高い系」と嫌われたりもしますが・・・使われるのには理由がある??

日本語でおK!?な頻出「カタカナビジネス語」について解説していきます!
今回は少しクリエイティブ、制作現場よりのカタカナビジネス語をご紹介します。

●レイヤー

「層」「階層」を表します。
我々のような情報設計・デザイン制作においては、「情報の重要度合い」(見た方にどのような順序で読んでいただきたいか)を表す際にも使います。

●ベクトル

「方向性」の意味。
「どの目的に向かって誰に、どのように解決策を提示するか?」というのをしっかり考えておかないと、「この説明はベクトルが違う」と言われかねません。

●トンマナ

トーン&マナー、主に広告業界で多用される基本的な制作(デザイン)ルールの事です。
「トンマナ揃えて」というのはあらゆる制作の基本ですが、なんとなく美味しそうな雰囲気がしませんか。

●レギュレーション

「制作規定」の意味。我々はトンマナよりこちらを多用します。
ルールを取り決めた、「制作規定書」自体を指す場合もあります。

●バッファ

「余裕をみておく」意味。こちらも、もとはPC用語だそうです。
スケジュールやリソースでバッファを持っておかないと、あとあとで大変なことに・・・。

●プライオリティ

「優先度」の意味。
複数案件を抱えているクリエイターさんに「プライオリティ高めでお願い」とお願いします。

・・・すべてがプライオリティ高めなのですが。

●ヒアリング

「聞いておく」から「取材」の意味として使います。
「取材」というとなんとなくインタビュー、みたいな印象ですが、こちらはもうすこしくだけた意見交換的な意味合いです。

「お話をお聞かせください」というのが言いにくい(噛みそうになる)ため「ヒアリングさせてください」となったような気もしないでもありません。

●フィードバック

「指摘を受ける」意味。制作ではお客様からこれを受けて、適宜修正を施して完成に向かいます。

日本語で「お戻し」とも言います。

●ブラッシュアップ

「よりよくする」意味。元々は「磨き上げる」という言葉です。
「デザインブラッシュアップして!」とよく使いますが、改めて文字面を見るとなにやら必殺技的な響きですね。

●ペンディング

「未定」「保留」「先送り」の意味。明確に「中止」ではなく、いったん「ペンディング」。よくあることです。
ちなみにキチンとした英語で「未定、保留」を表したいときは「on hold」なのだそう・・・

●マスト

「必ず」の意味。クリエイターとのお客様からのリクエスト確認などで「それってマストなの?」という具合に使います。

「マスト要件」などといった言葉もフツーに使っていますが、よく考えたら不思議な言葉ですね。

●アナウンス

「告知する」の意味。別に放送するワケではありません。
「では、私から社内にアナウンスします」

●リスクヘッジ

もとは、株式や為替取引に使う用語で「危機回避」の意味。
どんな仕事にも大事な事ですね。

●スキーム

「枠組みをもった計画」、ギリシア語が語源の「scheme」。
日本では「plan=計画」と同義として用いられていることも多いのですが、
デーブ・スペクターさん曰く
「最近よくスキームという言葉を政治家やお役人さんは使いたがりますが
(アメリカ)英語では「たくらみ」という悪いニュアンスです。
英語をカタカナで使うならプランかビジネス・モデルがいいと思います。」
なのだそうです!


いかがでしょう。
今回は少しクリエイティブ、制作現場よりのカタカナビジネス語をご紹介しました。

次号に続きます!

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